必見人材派遣活用術


かつて就職といえば一生ものでした。いわゆる終身雇用制です。学校を出て就職した会社に定年まで勤めることが当然視される時代が長く続きましたが、転職が一般化していくのと同時並行で、雇用の形態も様変わりし、正社員とアルバイト程度の種類しかなかった契約形態も、1年間の短期契約社員や間接雇用の派遣社員、また月給制から年俸への移行の一般化など、激変といってよいくらいです。これらの変化には企業側の論理のみが影響を与えたとはいえません。人生において労働と所得にかならずしも最優先の地位を与えない、同じ労働をするにせよ、給与よりも休暇を重視する、そういった新しいタイプの考え方が広く労働者の側にも生まれ、そしてそうした考え方が世間で受け入れられるようになったことも、労働就職をめぐる環境の激変におおきな駆動力を与えてきました。終身雇用の崩壊とともに、働く人たちは、自らに値札がつくこともあるのだと悟り始めました。もはや会社の看板ではなく、自分自身にどれだけの価値があるか?それが問われるようになりました。転職の際にはもっとも重要な点ですね。よりよい職場、よりよい労働環境を手に入れるためには、自分自身の値打ちを上げていかなくてはならないのは当然のことと考えるようになりました。職業人として評価を得るために、いわば企業に使われるだけの材料としての人ではなく、労働者それ自体に企業にプラスの価値を与えうる財産としての人。労働者自身の意識の変革が人材ビジネスを一大産業として伸張させたともいえるでしょう。
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